私たちのまわりには多くのものがあふれていますが、本当に必要なものは何でしょうか?これからの商品は機能を果たすだけでなく、使っている人が気持ち良く使えたり、満足感や愛着を持てることがあらゆるジャンルに必要です。当研究室では「なぜ、人はそれを魅力に感じるのか?」をテーマに、エモーショナル(感性)の要素解明とそれを応用した魅力的なものづくりを工学の知識を取り入れながら研究します。
本当にそれで良いのか。そのクルマは時代に向き合っているか。君は本当に真摯にデザインしているか。それは激アツか。UX、独創性という言葉にあぐらをかいていないか。まず「4輪に原動機」やめろよ。デザイナーがしゃしゃり出てんじゃねぇ。君はクルマづくりに命を懸けられるか。疑問を導け。もっとシンプルにしろ。人間の豊かさとは。
日本の文化には未だ床座の文化が根付いており、更にコロナ禍の影響で座具に対しての興味や需要は一層高まっている。床座の持つ利点の一方で、立ち上がりの不安感が課題となっている。そこで、アンケートや検証実験を通じて立ち上がり補助具に求める要件を調査するとともに、現在の日本人の完成に基づいた立ち上がり手すりの提案を行った。
目的に向かって新しい道筋を表現するための手段。
本研究は、株式会社Luxonusとの産学連携で実施した。この理化学機器は非侵襲・非造影で血管像を映し出すことができる光超音波3Dイメージング装置を搭載したもので、効率的な動物実験に寄与することが見込まれる。ヒアリング等実施し、問題点を抽出、1/1モックアップを制作し、実際の使用感を確かめながら、デザイン提案を行った。
ユーザーのことを常に考え、優先順位をつけながら、いろんな視点を持ち、試行錯誤すること
コミュニケーションロボットが、置かれる場所に対してどのような外観形状が相応しいかなどの指標はない。本研究ではコミュニケーションロボットが生活空間に入っていくことを前提に、住宅のリビングに馴染むための外観デザイン要素を抽出した。またこれらを元に、新たなロボットをデザインし、検証を行った。
ユーザーを想う気持ち。私がふーかちゃんを想うように。つまり愛。イコールLOVE。ふーかちゃん、愛してるよ♡♡♡
プラモデル製作を通じ、デザインモックアップの製作で用いる工具・材料の扱いを習得できる教材の開発を目的とし研究を行った。製作に用いる治具をプラモパーツとし、それらを用いて説明書に従ってモックアップを製作するという形態を提案。授業での教材としては改善の余地が残るが、学生が習得すべき知識を学習できる形態を提案できた。
あらゆる課題に対してそれらを解決する楽しいアイデアの提案
新幹線は日本が世界に誇る高速鉄道であり、そのデザインは工学的合理性とデザイナーの思いによって造られている。しかし、一般の人の印象は調査されていないのが現状で、また輸送人員は路線により乖離がある。今後の新幹線の発展を目指すため、既存新幹線の形状要素のうち、乗ってみたいと思わせる形状要素の特定し、その検証を行った。
ユーザーに寄り添い、新たな常識を作っていくこと。
キャラクターは多くの場面で使われているがデザインが意図したい印象を伝えていない場合がある。本研究はキャラクターとして多く使われている鳥を題材とし、鳥の顔パーツの様々な形態が人の印象にどのように関わっているか主観評価の分析によって明確化させ、その指標を用いてキャラクターを制作し意図したい印象が伝わるか検証を行った。
ユーザーのことをしっかり理解し、よりよい生活のために提案を行うこと。
インテリア空間において、色彩は重要な要素である。また、私たちは日常のあらゆる刺激によって行動を起こしているが、色は視覚刺激において大きな影響を与えている。本研究は、故意的に色を見せずに空間の色と人の行動の関係を調査することを目的とし、日常生活に近い条件で、色に対してどのような反応を示しているのか明らかにした。
誰かのためを思いながらする行為。思いやり。
これからカメラを始める高齢者に向けたカメラのプロダクトデザイン提案を行った。高齢者へのヒアリングやアンケートを行った結果、両手でホールドできるカメラが使いやすいのではないかと考え、両手でグリップを握ることができるカメラを提案した。
手を動かしながら考え続けること。
人を観察しないとできないこと。
頑張れば誰にでもできること。
「製品の肌触りの良さを伝えたいけれど、店舗で販売するためには費用がかかる」
そのような、店舗を持つことができない企業を対象として、より手軽に製品の触感を伝えることができる広告の提案を行いました。今回は、再生布素材である「NUNOUS」を展示しています。ぜひ未体験の触感をお楽しみください。
想いをカタチにする、正解のないもの。
本研究は、株式会社Luxonusとの産学連携で実施した。光超音波イメージ技術とは、被ばくなどの危険性がなく血管やリンパ管の形態を立体的に撮影することができる技術である。学生やメインユーザーである高齢者を対象としたヒアリングを複数回にわたって実施し、患者・医師の両者にとって快適な検査環境を目指した提案を行なった。
ユーザーにとっての目的を快適にかつ自然に達成できるような手段の提供
現在、コロナ禍でテレワークの導入が進みワークスタイルが多様化していることから、様々な場所で使える、手軽に持ち運べるリモートワーク家具を提案することで、個人の快適空間を場所を選ばず再現すること、また製品寿命を長くし廃棄物の減少に貢献する。
ユーザーの目的を達成するため、機能性や意匠性に考慮し設計すること。
現在、日本は高齢化問題を抱えており、要介護者・要支援認定者数は過去21年間で増加し続けている。1つの対策として介護レクリエーション商材が注目されているが、現状これらの商材は幼稚さや介護者の負担など、解決する問題が多い。そこで「視覚・触覚・聴覚」に焦点を当てた高齢者が元気になる介護レクリエーション工作を提案した。
生活の小さな発見から生み出され、ユーザーへ日常の彩りとワクワクを届けられる手段のひとつ。
「 」
(執念・破壊・誘発)